ブログ

カメリナオイルは非アルコール性脂肪肝疾患を改善させる

イランのタブリーズ大学医科学部とアラーク大学医科学部は6月23日にNAFLD(非アルコール性脂肪肝疾患)患者におけるグルコース恒常性、炎症と酸化ストレスを改善するカメリナオイルの及ぼす効果について体重減少プログラムの観点から評価するために企画された初めての人体での研究結果を発表しました。

NAFLD(非アルコール性脂肪肝疾患)は単純脂肪肝、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、重度の線維症、硬変および肝細胞癌まで広範囲に及ぶとされ、肥満やインスリン抵抗性、酸化ストレス、心循環器疾患、メタボリックシンドローム及び2型糖尿病の有病率上昇と密接に関連していると言われております。

このような背景の中、近年問題視されている海洋の重金属汚染により副作用の心配のあるフィッシュオイルへの懸念、そしてSDGs(持続可能な取り組み)の観点から動物由来の食品消費を避け、オメガ3の摂取を動物由来から植物由来へと移行させる目的もあり、今回カメリナオイルの抗酸化効果とオメガ3の炎症緩和効果が試されたようです。

論文の中では、「カメリナオイルはビタミンEの他、植物ステロール、カロテノイドなど、高いレベルでの天然抗酸化成分が豊富な事でオイルの自動酸化が抑制されるため、アマニ油など、他のオメガ3オイルよりも優れた油になっており、さらに他の油と比べて肥料汚染が少ない事が特徴である。」と紹介されております。
また本研究の結果として「カメリナオイルはグリセミック指数、炎症、肥満、および酸化・抗酸化バイオメーカの調節によってNAFLD(非アルコール性脂肪肝疾患)を改善する可能性があることが分かった。オメガ3が豊富な食事供給源の1つであるカメリナオイルはNAFLD(非アルコール性脂肪肝疾患) 患者の補完医療として推奨される」とされており、現在、世界的な広がりを見せているカメリナオイルの効果が書かれております。

カメリナオイルのナッツのような青臭い香りはビタミンE、苦みのような味はフェノール酸などのポリフェノールが豊富な証拠です。当社は2015年の輸入開始時から論文の参照や自社分析など、エビデンスを元にカメリナオイルを日本で広めて参りました。自分のため、愛する方の健康のためにも普段の食事の中で、カメリナオイルをご使用頂けますと幸いでございます。